台湾の学生ランチ事情!みんなで食べるランチとドリンク習慣
台湾の語学学校の授業は基本的に午前か午後のどちらかだけなので、お昼休みはクラスメイトと一緒にランチに行くことが多い。最初のうちは、一人で食べることもあったが、いつの間にか「今日はどこ行く?」という流れが定着し、自然とグループランチが当たり前になっていった。
ただ、みんな食の好みが違うので、行き先を決めるのが意外と難しい。「辛いものが苦手」「野菜が多めがいい」「今日は米が食べたい」「麺がいい」「小籠包が食べたい」など、それぞれの希望が飛び交い、なかなかまとまらないこともしばしば。
そんな中、圧倒的支持率を誇るのが 「八方雲集」 だ。台湾全土に店舗があるチェーンの餃子屋で、焼き餃子・水餃子・スープ・チャーハンなどが手軽に食べられる。餃子は種類も豊富で、定番の豚肉餃子から、キムチ、カレー、野菜のみなどの変わり種まである。どれもリーズナブルで、美味しいのでクラスのみんなも大好き。結果、週に1〜2回は八方雲集に行くことになった。
それ以外でよく行くのは、チャーハンや焼きそば、燴飯(あんかけ飯)などがある庶民的な食堂。特に学生街の店はボリュームが多めで、値段も安い。チャーハンは日本のものより味付けがしっかりしていて、具もたっぷり。台湾風焼きそばは醤油ベースで少し甘めの味付けになっている。燴飯はご飯の上にとろみのある餡をかけた料理で、日本の中華丼に近い感じ。どの店も100元(約450円)前後でお腹いっぱいになれるのがありがたい。
ただし、食べすぎると昼からの授業が地獄になる。特に炭水化物系のメニューを食べた日は、満腹感とともに強烈な眠気が襲ってくる。先生が文法の説明をしている横で、必死にまぶたをこじ開けながらノートを取ることも少なくない。
ランチの後は、ドリンクを買うのが定番の流れ。台湾にはドリンクスタンドが無数にあり、選択肢が多すぎて毎回悩んでしまう。タピオカミルクティー、冬瓜茶、四季春茶、パッションフルーツジュース、豆乳、紅茶豆漿(紅茶+豆乳)などなど、どれも美味しそうで迷う。カスタマイズの自由度も高く、「甘さは? 氷の量は?」と毎回聞かれるのにも、ようやく慣れてきた。
こうして、日々のランチタイムは「今日は何を食べるか?」「何を飲むか?」の選択を楽しみながら過ぎていく。クラスメイトと食事をしながら、少しずつ中国語での会話も増えてきたのが嬉しい。
次回、「台湾の洗濯事情!共有スペース&湿気対策で快適に洗濯するコツ」について!