なぜこんなに埃が?台湾の部屋の掃除事情
台湾での生活にも慣れてきたころ、気になることが出てきた。それは、日本にいたときよりも圧倒的に埃が溜まりやすいこと。部屋の床をよく見ると、数日掃除しないだけで薄っすらと埃が積もっている。さらに、外を歩いていると、停めてあるバイクや車も埃まみれのものが多い。空気が乾燥しているわけではないのに、なぜこんなに埃っぽいのか…。
最初は「まぁ、気のせいかな?」と思っていたが、ある日、コロコロで掃除をしてみたところ、思ったように埃が取れないことに気づいた。台湾の部屋の床は基本的にタイル張りなので、コロコロがうまく転がらず、さらにタイルの隙間に入り込んだ埃や細かいゴミが取り切れない。これは厄介だ。
そこで、近所の雑貨店に行き、安いちりとり付きの小型ホウキを購入してみた。値段は39元(約200円)ほどで、手軽に使えそう。試しに掃除してみると、タイルの隙間に溜まった埃もスムーズに掃き出せる。台湾の生活には、コロコロよりもホウキのほうが向いていると確信した。
それにしても、このペースで埃が溜まるとなると、週一くらいで掃除しないと大変なことになりそうだ。もしかすると、外からの土埃や排気ガスの影響もあるのかもしれない。今まで掃除は気が向いたときにやる程度だったが、これからは定期的に掃除する習慣をつけなければ…。
さらに、浴室の掃除も問題だった。台湾のトイレとシャワーは基本的に一体型なので、シャワーを浴びるたびにトイレや床がビショビショになる。気を抜くと排水溝に埃が溜まり、水の流れが悪くなってしまうこともある。これはまずいと思い、浴室掃除用の洗剤を買いに行くと、棚に「魔術靈」という商品を発見。見た目がどことなく日本の「マジックリン」に似ている…と思って調べてみたら、やっぱり同じメーカーのものだった。
さっそく「魔術靈」を使って浴室を掃除。シャワーで隅々まで流してすっきりしたものの、うっかりトイレットペーパーを濡らしてしまうという失敗も。「あぁ、台湾のトイレはこういうところが不便だな…」と改めて思い知らされた。
こうして、台湾の部屋の埃問題と浴室の掃除問題に向き合いながら、週一掃除を目標にすることを決意。果たして、この習慣はいつまで続くのか…。
次回、「台湾の学生ランチ事情!みんなで食べるランチとドリンク習慣」について!