台湾生活がもっと便利に！台南バスの乗りこなし術
台南の路線バスは意外と便利
台南での生活もだんだん慣れてきたころ、「そろそろ路線バスにも挑戦してみよう」と思い立った。これまでは徒歩やYouBike（レンタル自転車）での移動がメインだったが、行き先が遠いとさすがに限界がある。タクシーは便利だけど毎回使うと財布に響く。そんなとき、台南の路線バスはなかなか使えると聞き、いざチャレンジ。
「大台南公車」アプリが頼りになる！
バス初心者にとって最強の味方が、台南市政府が出している公式アプリ「大台南公車」。このアプリがとても優秀で、バスがあと何分で来るかがリアルタイムで確認できるし、どのバスがどこを通るのかもマップ上で一目瞭然。Googleマップだけだと情報が不完全なことも多いが、このアプリならかなり正確。初めてのバス移動でも、安心感がまるで違う。
台南駅前のバス停には注意
ただし、乗り場にはちょっとした罠もある。たとえば台南駅前のロータリーにあるバス停は、同じ路線番号でも「北行き」「南行き」で乗り場が分かれている。見た目はほぼ同じ場所にあるのに、方向を間違えると全然違う場所に連れていかれてしまう。最初は迷って、何度もバスを見送るはめになった。方向の確認は必須！
車内では揺れに注意、そして表示も過信できない
無事にバスに乗れても、気を抜いてはいけない。台湾のバス運転手さんたちは、運転が少し荒い人も多い。急ブレーキやカーブで体がふらっと揺れることもあるので、つり革や手すりはしっかり握るのが基本。
また、車内の液晶表示が壊れていたり、停留所名がずれて表示されることもある。初めての路線では「表示される名前を見ていれば降りられるだろう」と思っていたが、表示される名前が想定と違っていたり、そもそも真っ暗だったりして焦る。スマホで位置を確認しながら、「そろそろかな？」と思ったら早めに降車ボタンを押すのが安心。
悠遊卡か、ぴったり18元を準備しておこう
バスに乗るときは、ICカード（悠遊卡）が便利。ピッとかざすだけで支払い完了。もちろん現金もOKだが、注意点がひとつ。お釣りは出ない。料金は基本18元だが、20元しかない場合はそのまま入れるしかないので、細かいお金を持っておくか、ICカードを使うのがベスト。
1時間以上乗っても18元！コスパ抜群の路線バス
驚いたのが、長時間乗っても料金が変わらないこと。市内を1時間以上走るようなバスでも、料金はたったの18元（約80円）。「こんなに移動してこの値段！？」と、乗っている間ずっと得した気分になれる。台南では市内交通がとてもリーズナブルだということを改めて実感した。
まとめ：初めてのバスは少しドキドキ。でも慣れたら強い味方
初めての路線バス体験は、迷いあり・焦りあり・発見ありの小さな冒険だった。でも、慣れてくるとバスは非常に便利な移動手段。大台南公車アプリを活用し、方向だけしっかり確認すれば、台南市内のあちこちを格安で移動できるのはありがたい。これからはYouBikeに加えて、バス移動も生活の一部として取り入れていこうと思う。
次回、「台湾生活の強い味方！台南でタクシーを上手に使う方法」について！
