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台湾語学留学日記その28(中国語も英語も苦手。フランス人とサシ飲み)

中国語も英語も苦手だけど…不思議と盛り上がったサシ飲み

語学学校に通っていると、いろんな国の人たちと知り合う機会がある。同じクラスのフランス人の彼もその一人。授業ではよくペアを組む仲で、ある日「一緒に飲みに行かない?」と誘ってみた。特に深い意味はなかったが、なんとなくサシで飲んだら面白そうだと思ったのだ。

とはいえ、お互いの中国語はそこまで上手ではない。授業中に使っているような簡単な表現はなんとかなるけれど、ちょっと複雑な話になるともうお手上げ。しかも、彼の英語力もあまり高くなく、僕も英語は最低限しかできないので、会話がすごくしどろもどろになる

注文は中国語でなんとかこなし、最初の乾杯。「乾杯!」と笑顔で言いながらも、その後の沈黙がなかなかきつい。会話が続かず、グーグル翻訳を開いてスマホを見せ合うという、不思議な飲みのスタートになった。

会話の途中、彼がメニューを読もうとしていたが、漢字がまったく読めずに苦戦していた。中国語圏以外の人にとっては、やっぱり漢字ってハードル高いよな…と改めて実感。漢字が使える日本人の自分は、少しだけ優越感を感じつつ、読み方を教えてあげる。彼は「漢字ムズカシイネ〜」と笑いながら何度もメモを取っていた。

それでも、お酒が進むにつれて、なぜか会話が弾んでくる。言葉の壁はあるけれど、「これ美味しいね」「台湾楽しいね」みたいなシンプルな表現でも、ちゃんと気持ちは伝わる。不思議なもので、笑顔とジェスチャー、そしてお酒の力があれば、なんとかなるもんだなと思った。

ふとした瞬間に彼が言った「中国語ムズカシイ。でも、たのしい。」という言葉に、なんだか共感してしまった。国は違えど、みんな同じように苦労しながら、それでも前向きに頑張っているんだなと思うと、少し胸が熱くなった。

最後は「また行こう!」とぎこちない中国語で約束して、夜の台南を一緒にふらふら歩いて帰った。言葉は完璧じゃなくても、通じ合う気持ちがあれば、異文化交流って楽しいな と感じた夜だった。

次回、「台湾暮らしの強い味方!小北百貨で揃う生活必需品」について!

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