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台湾語学留学日記その11(台湾のローカル市場に初挑戦!)

台湾のローカル市場に初挑戦!言葉の壁と未知の食材にワクワクした話

台湾に来てから、スーパーでの買い物にはすっかり慣れたものの、ローカルな市場(菜市場)にはまだ行ったことがなかった。なんとなくハードルが高そうな気がしていたが、台湾人の友人から「市場のほうが新鮮で安いし、面白いよ!」と言われ、思い切って朝の市場に行ってみることに。

市場に足を踏み入れると、そこは活気に満ちた異世界だった。野菜、果物、肉、魚がずらりと並び、店のおばちゃんやおじちゃんが威勢よく声を張り上げている。ただ、聞こえてくる言葉がなんだか違う。「ん?これって中国語…じゃない?」

そう、台湾の市場では中国語よりも台湾語が飛び交うことが多い。習った中国語で野菜の値段を聞いてみても、「〇△◇×※!」と台湾語で返され、まったく聞き取れない。すると、店のおばちゃんが「你聽不懂嗎?」(わからないの?)と笑いながら電卓をポチポチしてくれた。なるほど、数字を見せてくれると一発で理解できる。これならなんとかなるかもしれない。

市場には見たことのない野菜や果物がたくさん並んでいて、見ているだけでワクワクする。特にバナナの種類が豊富で、日本で見かける長いバナナだけでなく、短くてずんぐりしたものや、緑色のまま売られているものもある。「同じバナナでもこんなに種類があるんだなぁ」と感心しながら、じっくり眺めてしまった。

しかし、肉類の売り場に行くと、少し不安になる。肉が常温で並んでいる…。台湾の市場では冷蔵ケースではなく、そのまま台の上にドン!と置かれていることが多いらしい。「え、これ大丈夫なの…?」と心配になるが、地元の人たちは普通に買っていく。台湾の暑い気候の中、どうやって鮮度を保っているのか気になるところだが、あまり深く考えないほうがいいのかもしれない。

魚売り場に行くと、さらに困ったことが発生。魚の名前がわからない。知っているのは「鮭(グゥェイ/サーモン)」くらいで、他の魚はすべて見たことも聞いたこともないものばかり。値札には繁体字で魚の名前が書かれているが、どんな味なのか、どう料理すればいいのか全然わからない。「これは焼くの?煮るの?刺身にできるの?」と頭の中が疑問だらけになり、結局何も買わずに市場を後にすることに。

そう、そもそも私の住んでいるアパートにはキッチンがないのだった。せっかく市場で新鮮な食材を買っても、自炊できないのでは意味がない。そんなわけで、結局市場の出口近くにあった屋台で、朝ごはん用の「蔥油餅(ネギ入りのパリパリしたパンケーキ)」だけを買って帰ることにした。

「市場での買い物、めちゃくちゃ面白かったけど、やっぱり自炊できないと楽しみ半減だな…」

そんなことを思いながら、アパートに帰って蔥油餅をかじる。次に引っ越すときは、ちゃんとキッチン付きの部屋を選ぼうと心に決めたのだった。

次回、「なぜこんなに埃が?台湾の部屋の掃除事情」について!

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