台湾留学のメリットとデメリットは?
台湾への進学サポートをしていますが、最近お問い合わせをたくさんいただいております。台湾は日本から距離も近く、人気の留学先として近年注目されています。では、台湾留学が人気の理由はなんでしょうか?なぜ中国ではないんでしょうか?
今回は、台湾正規留学のメリットとデメリットを紹介します。
メリットはもちろん、デメリットも知ることでより台湾留学を考える良い機会になれば幸いです。
台湾留学のメリット6選
1.学費・生活費が安く奨学金のチャンスがある
一番のメリットはなんといっても学費が安いことです。
台湾の学費は世界的にもかなり安く、また外国人留学生向けの奨学金も多くあるので人気があります。奨学金は大学によって額が異なりますが、学費の半分以上を外国人留学生に給付する大学も少なくありません。この奨学金は、一年目から受給が可能で、成績が良ければ継続して受給できるチャンスがあります。
生活費も日本と比べると安く、日本で一人暮らしをして大学に通うよりも費用は半額以下と、かなり安く抑えることができます。
2.治安が良い
台湾の治安は世界的にかなり良く、個人的には日本よりも治安が良いと思っています。女性一人で夜道を歩くときなんかも、日本よりも安心できるという学生さんの声もよく聞きます。
台湾人の方は親切な人が多く、助け合いの精神を持った方が多いので、日本人が困っていると助けてくれる場面もよく見かけますね。
ですが、治安が良いと思って安心しているとトラブルに巻き込まれる可能性もあります。海外なのである程度の緊張感は持っておいてください。
3.中国語が勉強できる
台湾の大学や生活では中国語を使うことになります。
もちろん努力は必要ですが、卒業時には中国語能力はかなり上級になっているでしょう。
台湾の中国語は日本人にとって巻き舌の発音が少ないので話やすいので勉強しやすいでしょう。漢字も簡体字ではなく繁体字ですので、日本の漢字に近く、習得しやすいですね。
4.日本との距離が近い
台湾は東京からは飛行機で3時間半の距離で、長期休暇のときには帰国する学生も多いです。時差も1時間であまり気にならないので、国内留学感覚ですね。
台湾には日本から進出している企業も多く、日本の飲食店や小売店のチェーン店がたくさんありますので、日本の食べ物や日用品が欲しくなったときには、少し割高になりますがいつでも購入することができます。
5.美味しく選択肢の多い食文化
台湾といえば美味しい食べ物や飲み物が有名ですね。
手軽に食べれる小吃、色鮮やかなフルーツ、肉汁あふれる小籠包、など台湾には魅力あふれる食べ物が溢れています。海外からチェーン展開している飲食店も多く、食事の選択肢はかなりあります。ですが、台湾料理以外の和食・洋食は価格が日本と同じくらいか少し高めなので注意してください。
6.質の良い教育
外国人枠を利用することで、比較的有利に台湾の良い大学に入学できます。台湾の大学生は非常に熱心で教育レベルが高く、グループワークやプレゼンテーションをする授業も豊富にあり、社会人に必要なスキルを大学で身につけることができます。また英語学習においてもプログラムが充実しています。
台湾留学のデメリット5選
1.食事が合わない
台湾には安くて美味しい料理が多く、食事の選択肢も多いですが、油っこい料理が多かったり、味付けや独特な香辛料がどうしても合わない方がいます。また、台湾小吃以外の日本料理を含む外国料理は、日本よりも価格は高いです。
学生用の部屋にはキッチンがないため、自炊ができないので外食するしかありません。どうしても外食の味付けが合わない場合、IHを購入して簡単な自炊をする方もいます。また、一人用の炊飯器を持ってくる方も多いですね。台湾の食事が合わない人は、自炊をしましょう。
2.アパートが見つけにくい
大学の寮は2人部屋や4人部屋か主流です。集団生活も楽しいですが、同居人と合わない方やプライベートを重視する方は、外でアパートを借りることをお勧めします。
外のアパートを探すのはアプリでも可能ですが、大家さんとの交渉や契約はすべて中国語でのやりとりとなりますので、なかなか大変かもしれません。
3.台湾の中国語が独特
日本で中国の簡体字の中国語を勉強している方は、台湾の中国語の違いに初めはとまどうかもしれません。台湾は繁体字で、中国の中国語と表現が異なる単語も多いです。また、台湾では発音記号は注音を使いますので、ピンインを理解できる台湾の方はほとんどいません。
特に南部では台湾語を使うことも多く、台湾生活初期は中国語なのか台湾語なのかわからず、困る方も少なくありません。
4.交通が危険
台湾は交通事故件数が日本の5倍です(人口比)。
留学時にバイクの免許を取る方も多いですが、運転時は注意が必要です。
タクシーやバスも運転が荒いので、乗っていてもちょっと怖くなることがあります。
5.授業が難しい
台湾への留学当初は中国語の聞き取りが難しく、授業についていくのが難しいと思います。課題や試験は台湾人の友人の力を借りて乗り越えましょう。2年生~3年生になると専門分野の授業となり中国語の難易度も上がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
台湾留学はメリットばかりに目が行きがちですが、デメリットも先に知っておくと、実際に行った際に対策が取れますので、ご参考ください。
では、みなさまの台湾留学が快適なものになるようお祈りしております。
台湾留学に興味のある方、以下のフォームよりご相談ください
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