2022年3月から台湾への中国語留学が開放され、人気が出ています。台北の語学センターへ行く方が多いですが、高雄や台南へ語学留学する方も少なくありません。台湾で受け入れ可能な語学センターについては、以前紹介した記事内の「語学センターの選び方」を御覧ください→台湾での中国語学習について(2022年3月更新!)
台北と台南の物価について
台北は生活が便利でなんでもありますし、地下鉄・バスの公共交通機関も発達し便利で、語学を勉強する教育機関も多いので、台北を生活する場所に選択する方が多いですが、生活費が高いのがネックですね。台北では特に家賃が高く、学生ワンルームを賃貸すると1ヶ月あたり平均11,000元はするそうです。日本に比べると安いものの、食費や交際費も台北は出費が増えます。
台湾南部の物価は台北に比べるとかなり安めです。台南だと学生ワンルームは1ヶ月6,000元あればそこそこ清潔で駅近の物件を借りることができます。あまり住む場所にはこだわらないのであれば、安いアパートで4,000元というところもあります。台北の平均の11,000元だと台南では1LDKの物件を借りることもできます。
食費も台南のほうが安いので、台湾での生活費を節約したい方は台南に留学することをおすすめします。
台南語学留学の費用感
成功大学華語中心を例にして、学費一年間の留学費用をざっくり計算すると以下のようになります。ほかにも細々とした費用が必要ですが、割愛します。
単位、数量、費用 | 台湾ドル | 日本円(0.24で計算) | |
航空券 | 往復(中華航空をイメージ) | 15,000元 | 62,500円 |
華語中心 | 1年(3ヶ月間*4期) | 118,800元 | 495,000円 |
アパート費 | 12ヶ月分(1ヶ月6,000元で計算) | 72,000元 | 300,000円 |
新生活開始費用 | 生活最低限の購入物 | 5,000元 | 20,833円 |
食費 | 1ヶ月8,000元計算 | 96,000元 | 400,000円 |
携帯通信費 | 1ヶ月600元計算 | 7,200元 | 30,000円 |
電気/水道費 | 1ヶ月500元計算 | 6,000元 | 24,000円 |
雑費 | 1ヶ月1,000元 | 12,000元 | 50,000円 |
ビザ申請 | 停留ビザ(マルチ) 居留ビザ(諸経費含む) |
8,000元 | 33,333’円 |
合計 | 340,000元 | 1,416,666円 |
成功大学の寮に入ったりルームシェアを探すなど、もっと安いところに入居すれば滞在費をかなり安くできます。さらに航空券はLCC格安チケットを入手したり、食費を削ったりすれば、1年間で100万円を切ることも可能でしょう。
奨学金のチャンス
台湾の語学センターへの留学は奨学金をもらえるチャンスがあります。月額25,000元の奨学金は、日本で申請することができます。受給者は年間12名と狭き門ではありますが、チャレンジしてみましょう。
台湾で留学を開始してから1学期経過後は、月額6,000元の奨学金も申請できます。これは成績がそこそこ良ければ申請可能ですので、条件を満たしていれば申請しましょう。奨学金をもらえれば、台湾の生活はかなり楽になりますね。奨学金の詳しい情報は、華語中心のサイトに詳しく載っています。
台湾でのアルバイト
台湾に到着してしばらくはアルバイトができませんが、居留ビザを取得すればアルバイト許可証の申請が可能で、審査が通れば台湾でもアルバイトをすることが可能です(時間制限はありますが)。語学センターへの留学ではこのアルバイト許可を申請できないこともありますので、詳しくは語学センターでご確認ください。
台湾の最低賃金は時給168元(2022年1月現在)でそれほど高くはありませんが、中国語会話能力をアップさせる良い機会でもありますので、時間に余裕がある方は経験することをおすすめします。
いかがでしたか?今回紹介したのは台南の物価ですが、台南は生活のリズムも北部に比べると穏やかで、台湾らしいゆったりとした生活を楽しめる暮らしやすい街です。台湾留学をお考えの際は、台南も視野に入れていただけると嬉しいです。
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