台湾では外国人が中国語を学習できる学校があります。施設によって呼び方は様々ですが、華語中心、語文中心、中国語センター、華語センター、語学センターなどの呼ばれ方があります(ここでは語学センターという表現にします)。大学などの教育機関ではこの語学センターを併設しているところがあり、学校の施設で中国語を勉強することができます。他にも独立した塾のような語学センターもありますが、施設的にも台湾の方との交流面でも、大学などの教育機関での学習が便利だと思います。
語学センターの学習期間は?
中国語学習の期間はさまざまで、夏休みや春休みの短期間、三ヶ月、半年〜一年間のコースなどご自身が勉強したい期間に合わせて申込できます。日本人はノービザで台湾に滞在できるのは最大90日ですので、三ヶ月間までの中国語学習はビザがいりません。それ以上滞在するのであれば、学生ビザを申請するか、三ヶ月に一回出国する必要があります。ワーホリなら一年間はこの心配がないから楽ですね。
※2023年2月現在、語学研修ビザ、観光ビザ、ワーキングホリデービザでの滞在が可能です。
グループとプレイベートレッスン
語学センターではグループレッスンもしくはプライベートレッスン(1対1)のどちらかをご選択可能です。最短で中国語を身につけたいのであれば、一番理想的な学習方法はプライベートレッスン授業が良いでしょう。発音から文法まで先生が付きっきりで教えてくれるので、グループレッスンより上達が早いです。わからないところがあればその都度聞けるのもいいですよね。ただ、プレイベートレッスンの費用は高めなのでお財布に余裕のある方は考えてみても良いと思います。
もし時間に余裕があるんでしたらグループレッスンがおすすめです。他の国の人と中国語で会話したり、課題をこなしたり、お昼休みに一緒にランチへ行ったり…楽しみながら学習できますし、何より友人を作りやすい。留学生活をより一層楽しめるようになります。費用もグループレッスンのほうがリーズナブルです。
語学センターの選び方
語学センターでは授業以外にも台湾の文化体験や課外学習・言語交換パートナーの紹介など、センターによって数多くのイベントが用意されています。しっかり下調べして、自分に合いそうな語学センターを選びましょう!
ちなみに、台北の語学センターは日本人がたくさんいて、センターによっては学生の半分は日本人だとか。個人的には中国語学習のためには、日本語から遠ざかる方が良いかと思いますので、中部〜南部の語学センターの方がおすすめです!
以下は、台湾政府が公開している華語センターの一覧です。各語学センターのウェブサイトや住所、お問合せ先が掲載されていますので、ご参考ください。
停留・居留ビザ(語学研修ビザ)
2022年3月より語学研修ビザの申請が可能ですが、手続方法については多少変更点があります。詳しい手続きについては語学センターの指示に従うと良いでしょう。
停留ビザ(語学研修ビザ)の申請
語学学校で学ぶ語学留学生は停留ビザ(語学研修ビザ)を取得できます。学校への入学が許可されると、入学許可書が送られてきますので、この書類と以下の必要書類をそろえてビザの申請をしましょう。
停留ビザには「シングルビザ(1度出国すると失効)」、「マルチビザ(何回でも出入国可)」の2種類があります。帰国予定がある人は、マルチビザを取得しましょう。
日本で停留ビザを申請する場所はこちら
・ビザ申請表(専用ウェブサイトhttps://visawebapp.boca.gov.tw/にて個人情報を登録後、PDF形式のビザ申請書(A4)を要印刷)
・証明写真2枚(4cm×5cm)
・語学学校の入学許可証 ・帰国便の航空券、もしくは資金証明
・残高証明書(残高金額50万円以上)
・申請手数料 シングルビザ:5300円 マルチビザ:10500円
・学習計画表(中国語学習の動機と学習計画)
停留ビザの更新
停留ビザでのご滞在は、到着日の翌日から 90 日が期限となっています。在留期限の前に必ず期限延長の手続きをしましょう。延長手続きは、期限の2週間前から可能です。停留ビザの更新は一度のみで、その後の更新は居留ビザへの切り替えとなります。
コロナ禍の現在(2022年7月時点)では60日と90日どちらかの在留期限となっているようです。60日期限の場合は停留ビザを2度更新することが可能で、最大計180日の滞在となります。
必要書類に「在学証明書」が必要ですが、次期の学費を納入してからの発行となります。また、授業への出席率が低い場合(90%以下)はビザの更新が認められないことがありますので、授業は休まず出席するようにしてください。
停留ビザの更新は、最寄りの移民局でしましょう。混雑していなければ、その日のうちに10分ほどでビザ延長が完了します。
台湾各地の移民局一覧はこちら
・出席記録
・パスポート
・学費納入証明(領収書など)
※証明写真を求められることもあります
期限ギリギリの停留ビザ更新
・少し特殊な例ですが、学校の就学期間と停留ビザ期間が合わないとき、もしくは帰国までの準備期間が短いときは、移民局で1週間程度の停留ビザ延長が可能です。必要な書類は「在学証明」「出席記録」で、ビザ期限の15日前から手続きが可能です。書類が揃っていれば、即日延長可能です。ビザ期限が微妙なときは、移民局に相談してみてください。
停留ビザから居留ビザへの変更
台湾到着日から 4 カ月以上、語学学校に在籍した人は、停留ビザから居留ビザに切り替えが可能です。停留ビザの期限がまだ2ヶ月以上あっても、居留ビザの申請は1ヶ月〜1ヶ月半くらいの時間がかかりますので、台湾に長く住在する人は入学から起算して4か月後にすぐ居留ビザに切り替えた方がいいです。
停留ビザから居留ビザ切り替えの流れは、こんな感じです。

健康診断について
居留ビザ申請のための健康診断は、行政院衛生署が指定する病院で受ける必要があります。病院にもよりますが、診断結果が出るまで10日前後の時間がかかります。また、診断に引っかかると再検査も必要だったりするので、居留ビザを申請する予定日から逆算して早めに行きましょう。
行政院衛生署が指定する病院一覧はこちら
必要なもの:パスポート、顔写真(背景が白無地のもの/3.5 cm x 4.5 cm)、健康診断費用、学生証
※病院にスピード写真機がありますが、証明写真を予め持っていくとスムーズです
居留ビザ申請必要書類
健康診断の診断結果を受け取ったら、以下の書類を準備して最寄りの外交部で居留ビザの申請をします。居留ビザと居留証(ARC)の申請場所は異なりますので、注意しましょう。
台湾各地の外交部の場所はこちら
※外交部のサイトから記入し、プリントアウトしてください(https://visawebapp.boca.gov.tw/BOCA_EVISA/)
・証明写真2枚(背景が白無地のもの/3.5 cm x 4.5 cm)
・パスポート(残存有効期間6カ月以上)
・出席記録
・在学証明書(次学期の学費を支払い後に申請)
・成績証明および学生証
・学習計画書(中国語で今後の予定を記載)
・財力証明書(※下部に詳しく説明)
・次学期授業料の領収書
・健康診断証明(健康診断が終わってから2週間以内にビザを申請してください)
・手続き費用NT$3,000
・その他、必要に応じて
居留証(ARC)申請について
外交部で居留ビザの交付を受け取ったら、15 日以内に必要書類を準備し、オンラインで居留証を申請します。居留証の申請から交付までは2週間近くかかります。
オンラインでの居留証申請はこちらから
・在学証明書
・出席記録
・写真1枚 (横3.5cm×縦4.5cm)
・申請費用NT$1,000
居留証の申請が完了したら、審査結果通知を待ちます。
審査結果が届いたら費用をオンラインでお支払いします。
その後、居留証発行の通知があれば、移民局のサイトから「電子居留証」をダウンロードし、プリントアウトし常に携帯してください。
居留証(ARC)の更新
次の学期以降も続けて学習をするときは、居留証期限前にオンライン上にて更新をしてください。次期の授業料を納めないと在学証明がもらえないので注意してください。更新は30日前からでき、発行までは申請から2週間程度の時間が必要です。
・在学証明書
・出席記録
・写真1枚 (横3.5cm×縦4.5cm)
お問い合わせ
弊社ではワーキングホリデービザ取得のためのサポート、台南・高雄での留学や生活のサポート、一対一の家庭教師手配のサービスがございますので、いつでもお気軽にご相談ください!お問い合わせは以下のフォームから可能です。


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