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台湾で飲食店をオープンするために

台湾で飲食店をオープンするために

日本からの飲食店進出

台湾で起業する日本人の方が最近とても増えていますね。

私も4年半前にカフェをオープンしましたが、いまは日本人の起業は珍しくないくらいたくさんの方が台湾に来て事業を立ち上げています。

チェーン店だと、最近はスシローやコメダ珈琲、大阪王将、くら寿司、世界の山ちゃんなどなどたくさんの企業が台湾に進出しています。台湾では日本食に困ることはなく、日本からの飲食店がまだまだ人気がありますね。

チェーン店以外では、個人経営のラーメン屋や居酒屋、焼き鳥屋、ケーキ屋が台湾に続々とお店を作っています。特に台北では特にラーメン屋の数が多く、どこも繁盛しているイメージがあります。

台湾でのお店準備はどうすればいい?

日本人が開業するための手続きを順番に説明します。

ざっくりですが以下の流れのとおりです。

いい物件を探すのが一番時間がかかります。居抜き(頂讓)で良い物件があれば、開店までのスピードも短縮できます。立地が良くて賃料の安いところを探すのは、台湾でもなかなか骨が折れる作業ですね。ウェブよりも実際に歩いて回ったほうが良い物件が多いと思います。

お店の場所が決まったら、会社を設立して事業登録します。基本的には50万元の資本金があれば開業できます。他にもいろいろと書類が必要になるため、会社登記は業者の方にお任せするのが良いでしょう。地域にもよりますが、登記代行費用は3−5万元ほどです。50万元の資本金は、資金繰り証明のため日本から送金する必要があります。また、会社の登記は1ヶ月半、混んでいる場合は3ヶ月以上かかることもあるので早めに準備しましょう。

会社の登記ができれば、まずは台湾の外交部で居留ビザを申請します。ビザの取得後は移民局で台湾の居留證(ARC)を申請します。ビザの発給〜居留證発行まで2ヶ月近くかかりますので、余裕を持って準備しましょう。居留ビザの発給が終わるまではお店の営業をしないほうが良いですね。

ビザの申請と居留證申請も会計士による代行申請をお願いすると書類の準備や手続きがかなり楽になります。ビザ申請代行費は3万元ほどですので、不安な方はお願いすることをおすすめします。

居留ビザ申請の待ち期間に食材の仕入先を決め、アルバイトの募集をします。仕入先は朝市よりも業者を使ったほうが安く抑えられるでしょう。お店まで配達してくれるのでとても便利です。食品業者との契約時は、できれば慣れている人もしくは台湾人の友人・スタッフに同席してもらうようにしましょう。

ビザが下りれば、いよいよオープン!ブログやFacebookページの立ち上げ、宣伝などまだまだやることはたくさんあります。Google MapとFacebookページはとてもよく検索されますので、必ず作成しましょう。スタートダッシュのために、有名ブロガーにお金を支払って記事を書いてもらう人もいます。

どんなものが流行りそう?

もちろん美味しいものであれば、口コミでどんどんお客さんは増えます。

ラーメン屋や焼き鳥屋はすでに飽和状態で、入る余地がないと思いますが、自信のある方はチャレンジしてみてください。

ハンバーグ・ステーキなど洋食を売っているレストラン、ファミレス形式のお店はあまりないので狙い目かもしれませんね。ほか、個人的には美味しいカレー屋さんがないので、ぜひ誰かご出店していただきたいです(^_^;)

台湾人の方をターゲットにした経営戦略がとても大事です。日本で売れている・日本と同じものを売ってればいいというやり方で失敗したお店はたくさんあります。台湾現地の方の意見を特に重視するようにすると良いでしょう。ちなみに、あの丸亀製麺も台湾にしかない「豚骨スープのうどん」を売っており、台湾丸亀で一番人気のメニューとなっています(台湾では豚骨が大人気)。

人気のある食べ物のお店はまだ入る余地はあるかもしれませんが、日本から出店した多くのラーメン屋が台湾から撤退しています。中には美味しいお店もあったとは思いますが、宣伝の仕方が良くなかったり、立地が悪かったりなどの要因も考えられます。

開業はおもったより簡単??

開業は基本的に50万元の資本金があれば、会社の設立ができ、投資ビザの申請ができます。投資ビザはまずは1年間のビザとなっています。それに家賃やビザ申請費用や改装費用などの経費が必要ですが、思ったよりも敷居が低いんです。

ですが、投資ビザの更新の際は審査が厳しいです。

投資ビザの更新には、1年間の売り上げが300万元(正確には税金含め315万元)が必要です。売り上げがこの金額に達していないと、次の投資ビザの更新ができません。300万元というと1100万円ほどですので、飲食店で創業一年目にこの売り上げを叩き出すのは容易ではないと言えます。

開業前にはしっかりとした計画が必要ですね。

結 論

今回は飲食店にのみスポットをあてましたが、その他業種での開業でも投資ビザの発給要件、ビザ更新要件は同じです。今回はそこまで詳しく書いておりませんが、ご相談が必要な方は以下のフォームからお問い合わせください。

台湾での開業前にしっかりとした下準備をして、売り上げを達成できるようにしてくださいね。

弊社へのお問い合わせ

台湾南部限定ですが、弊社でも台湾での開業サポートをしております。

ご相談は以下のフォームからお願いいたします。

どんなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

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